毛根とは?
毛根は主に4つの部分から成り立っており、「毛球」、「毛母細胞」、「毛乳頭」、「毛包」と呼ばれています。「毛球」は髪の毛を抜いたときに見られる根元の丸い部分のことを指します。この中に「毛母細胞」があり、そしてその中心部に毛乳頭があります。
「毛乳頭」は毛細血管が運んできた栄養分を取り込み、毛母細胞に取り込んだ栄養分を与えたり、いろいろな信号を伝えたりし、細胞分裂をコントロールする非常に重要な役割を果たしています。
毛乳頭から毛母細胞へ、髪の毛を造るように指示命令を出すと、命令を受けた毛母細胞は24時間常に細胞分裂を繰り返します。そして分裂した細胞が角化し、固い髪の毛になり、それが押し上げられることで髪の毛として頭皮の外に出て行きます。
「毛包」は毛穴より下にあり、毛根の先端までを覆っている部分のことを指します。毛包によって毛根は保護されており、髪の毛を皮膚に固定する役割も果たしています。
抜け毛が進行している部分の自分の髪の毛を軽く引っ張って抜けた毛の毛根を観察することで、簡単に抜け毛の進行をチェックできます。そうやって抜けた髪の毛の毛根が丸くなっていれば、その髪の毛は寿命で抜けたものだといえます。逆に寿命を迎える前に抜けてしまう髪の毛は、毛根の部分が細くなっています。こういった髪の毛が多い人は、正常なヘアサイクルで髪の毛が循環していないと言う事になり、多ければ多いほど抜け毛が進行してしまっていると言えます。
抜け毛のチェック
抜けた髪の毛根の形によって、抜け毛の状態がわかります。健康な毛根の場合、先がマッチ棒のようにふくらみ髪の毛の倍ほどの大きさの形をしています。
毛根の周りに皮脂や汚れ、フケなどが付いたものや先が細くなっているものは、何かのトラブルで抜けたと思われます。
髪の仕組みパーマやカラーリングと薄毛